北海道根室市のLGBT施策と市長応援メッセージ|2021年版
- 実行委員
- 2021年7月23日
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さっぽろレインボープライド2021の開催にあたり、北海道根室市の市長、石垣雅敏様より温かい応援メッセージを頂きました!
あわせて、根室市における性的マイノリティ(LGBT)対応の施策などについて、アンケートも頂きました。ご協力ありがとうございます!
それでは紹介します。

さっぽろレインボープライド2021が、多くの方々の参加のもと、盛大に開催されますことを心からお祝い申し上げます。
また、今年は、初年度の開催から25年を迎えられるとのことであり、歴代の実行委員会の皆様のこれまでの活動に対し、深く敬意を表します。
今後におきましても、本イベントの開催を通じて「多様性を認め合い個性を尊重する豊かな社会」の更なる実現が図られますことを心からご祈念申し上げます。

北海道内各市にアンケート形式で、性的マイノリティ対応に関する取り組みについてなどを伺いました。返信頂いたアンケート内容を紹介します。
※アンケート実施時期|2021年6月
Q1|市として性的マイノリティ対応として取り組んでいることがあれば教えて下さい(取り組み例=啓蒙活動イベント開催や冊子設置、申請書の性別欄廃止、差別禁止の条例制定など)。
なるべく具体的に教えて頂けますと有難いです。
A1|アンケートに記入いただいた内容
●印鑑登録・印鑑証明や各種申請書の性別欄の廃止
●申出があった場合、住民票記載事項証明書の性別欄の省略
●教育講演会の開催
開催日時:令和2年11月19日(木)
主催:根室市教育委員会、根室PTA連合会教育講演会
演題:『男女混合名簿の背後にあるもの』
講師:北海道教育大学釧路校 臨床教育学・特別支援教育 特任教授の二宮信一氏
参加人数:70名
開催目的:根室市教育委員会が令和3年度から全ての市立学校に「男女混合名簿」を導入する方針を打ち出したことから、ジェンダー平等や性的マイノリティへの配慮により、根室市の子どもたちが、学校生活をはじめ社会に出てからも、ともに認め合い、支え合える人材へと成長していけるよう、教職員・保護者をはじめとした根室市民の理解促進と意識醸成を図るため。
●男女混合名簿の導入
上記講演会終了後に市教委と教員による準備作業チームを設置し検討を進め、令和3年4月から根室市立学校全てにおいて「男女混合名簿」を導入。さらに、児童生徒の呼び方を「◯◯さん」に統一するよう順次進めている。
Q2|LGBT当事者の中には、自認する性別に合わせて名前の変更を希望する当事者がいます。各種身分証明書(保険証、住民票など)について、発行物の名前、氏名の変更は可能となっているでしょうか。
はい / いいえ
A2|アンケートに記入いただいた内容
はい (一部)
国民健康保険証については、本人の届出により対応
Q3|LGBT当事者は、社会保障の面、精神面など、さまざまな側面からサポートが必要です。その相談窓口は設置していらっしゃいますか。
はい / いいえ
A3|アンケートに記入いただいた内容
はい
市の相談窓口としては、市民相談室を設置済であり、国の機関である釧路地方法務局根室支局内にも根室人権擁護委員協議会において、人権相談等のサポート体制がある。
Q4|今年札幌地裁にて、同性婚が認められていない日本の現状に違憲判決が下されました。また、各種自治体が(北海道では札幌市が例)続々とパートナーシップ制度の導入を検討、もしくは実際に導入しています。
このような傾向がある中で、パートナーシップ制度を導入するつもりがあるか否か教えてください。また、パートナーシップ制度について市としてどのように考えているか、ご意見もお聞かせください。
導入済 / 導入準備中 / 導入を検討中 / 導入するつもりがない
A4|アンケートに記入いただいた内容
現在のところ、特に要望・意見がないため検討していないが、必要に応じて道内他市の状況について調査、研究を行っていきたい。
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